思ったよりも楽だった看護助手のバイト

看護助手とは、一体何をする仕事だと思いますか?
面接でも「看護の仕事はあなたが想像しているよりも大変よ」
と看護部長に念を押され、圧倒されながらも始めたものの、
その仕事内容は、想像していたよりもずっとシンプルで、誰にでもできる簡単なお仕事でした。

看護助手とはいっても、やっていることはほとんど介護職と変わらず、
自分で動けない人のお世話をするだけ。
朝はおしぼりタオルを配って、お食事を食べさせ、歯を磨き、
トイレに行かせ、点滴を洗浄する。
昼も同じように食事を食べさせ、必要があればお風呂に入れさせ、シーツを交換します。

夜は見回りはしなきゃいけないものの、仮眠の時間もあるし、
ほとんど座ってテレビを見て過ごし、
ナースコールが鳴れば重い腰を持ち上げる程度で、
眠気さえ我慢できれば、大体はそのまま平和な朝を向かえるというものでした。
もちろん、看護助手とはいえ業務内容は病院によりけり、
もっと忙しいところはあるはずなのですが、
こんなに単純で楽な看護助手の仕事は初めてでした。
n11
田舎の古い小さな病院で、
先輩方は年上の人が多かったのもあって、
院内は和やかで優しい雰囲気に包まれていました。
その分患者さんと触れ合う時間も多くとれるので、
看護スタッフと患者さん、そしてそのご家族の方ともとても仲が良く、
時には患者さんに婿の心配をされたり、
患者のご家族からはお土産のお菓子も毎日のようにたくさんいただいていたので、
スタッフみんなでお昼のお茶菓子にしていました。

そういった信頼関係もあって、
患者さんに優しく接することはまるで誰も苦としていませんでした。
休みでも病院に遊びにくるスタッフもいるくらいでした。
そんな中でも先輩がたは私に、
「この仕事は大変でしょう」
と言ってくる人が多かったのですが、
大変と感じるか感じないかは、心の問題であるように感じました。

「汚い」と思ってしまえば、それはもちろん「大変」な仕事かもしれないのですが、そうでなければ、看護の仕事とは、人を愛しむ心があれば
これ以上に楽しく、楽な仕事はないと、確信しております。